気になったギア:Vibram Furoshiki ビブラム・フロシキ



ずっと欲しかったビブラム・フロシキを先月購入したので、モノレビュー。

時代はベアフットということで、ビブラムは数年前からずっと取り組んできたコンセプトです。


ファイブフィンガーズをベアフットに先駆けて発売したのですが、それ以降ずっと販売され続けています。友達も数人ファイブフィンガーズを使っていますが、デザインが今一つ・・・


とはいっても、フロシキもそんなにデザインがいいシューズではないんですけどね(笑)


○フロシキについて


フロシキは、ソールでラップ(包む)するというコンセプトで作られたシューズ。
さらに、ベアフットコンセプトも含まれているので、ベアフット+ソールで包むという靴とはまた違った新しいジャンルだと言えます。


ある意味ではスリッパに近いかもしれません。


ソールで包む だけのものなので、足や足首を固定したりする機能はありません。

「足を守る」とういうシューズの元来のコンセプトもありません。

裸足に極限まで近づけたもの というのが一番しっくりくるでしょうか。



○フロシキの使用感



フロシキはビブラムソールを伸縮素材に張り付けたような構造になっています。
右足、左足は決まっています


底面には薄いクッション材とは言えませんが、中敷きのようなものが張り付けてあります。
写真の時点では、ヒールカップはほとんどヒールをカップするような構造ではなく、踵の周りに固めの素材で覆ってあるような感じ。


スリッパのようにつま先をいれると、踵はカポカポします。




伸縮素材につま先をいれて、右と左に広がるベラ(?)を踵にマジックテープで止める構造。

右巻き、左巻き。どちらが先でもいいと思いますが、左右アシンメトリーになったりもします。


マジックテープで踵を止めると、足全体を包み込むような感じになり、名前の通り風呂敷のようです。基本的に脱げることはないです。

ヒールカップはガポガポだったのですが、マジックテープで止めると、踵を包み込んでくれます。ホールド感はかなり良くなって、隙間なく包んでくれるので踵が浮いたりしません。


しゃがでもピッタリくっついてきてくれます。


ソールはビブラムなだけあって、フリクションがめちゃくちゃいいです。
室内使用ですが、滑り知らずです。ソール面に埃や細かなチリが沢山くっついていますが、全く滑りません。

逆に、滑らせるほうが難しいくらいです。ピッタリ床にはりつきます。


○悪い点

個人的にはいい点が多すぎて、悪い点っていうのが難しいですが、人によってはそれが気になるかもしれませんね。いくつか気が付いたことを列挙しましょう。


・ソールが滑らない
時にさーっと床面を滑らせてほしい時があるかもしれません。でも、滑りません。だってビブラムなんだもん

・脱着がめんどくさい
脱着は若干めんどくさいです。特にトイレなどで脱いだりする際はけっこうめんどくさいです。履くときも、急ぐとつま先部分が若干捻じれるのでそれを直したりするのがめんどくさいです。

・ソールが薄い
これは、ベアフットコンセプトなんだから当たり前の事なんですけど、本当にクッション的な役割はないと思った方がいいです。靴の接地面のソールだけで包んでいるくらいに思った方がいいですね。

・デザインが奇抜
正直、ダサいと思います(笑)

・足を守ることができない
軟らかい伸縮素材で足を包んでいますので、何かに足をぶつけたら・・・当然痛いです(笑)ほぼ生身でぶつけると思ってください。

・値段が高い
海外で買うならまだ許容範囲内の金額設定だと思いますが、日本国内で手に入れようとすると高いと言わざるを得ないでしょう。もっと安価になってくれたらうれしいのですが~・・・




○まとめ

ビブラム・フロシキはコンフォート性に優れていて、足との一体感が高く本当に気持ちのいい履物だと思います。気持ちがいいのでずっと履いていたいくらい。

グリップ力があるので、室内履きにするには悪い点は脱着のめんどくささくらいで本当にいい履物だと思います。

ただ、見た目の奇抜なデザインから人目を引きます。ダサいと思われると思います。

でも、それ以上に気持ちのいい履物なので、人目が気にならない人なら申し分ない代物だと思います。

丸洗いも可能なので、風呂桶などで洗って、洗濯ネットに入れて回しても問題ないでしょう。
ニオイ問題も解消しやすいので、とってもいいです。

価格的にお勧めできるかどうかわかりませんが、ベアフットに興味があって、室内履きに何かを探しているなら、オススメの一足かなと個人的には思います。

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