3月21日:OK道場



2か月ぶりのリードクライミングへ。
というか、クライミングそのものが久しぶりなのですが・・・行きたい場所の岩のコンディションも微妙だったし、久しぶりなのにヌゥのアプローチを考えるとず~ん・・と気が重くなるので気分転換に行ったことがないエリアへ。


この日はベジータさん。Takさん。の3人で。


思えば、新しいエリアにアプローチを知らずして乗り込むのはいつも僕とTakさんが先頭なのである!


とりあえず、駐車場へ2時間余りで到着。


100岩のざっくりぽん でいい加減なトポを頼りに歩く。


墓石横を入る~・・・っと・・・これか。


って感じで、小さな墓石横を歩く。畑に踏み跡らしき場所をたどる。畑の中で踏み跡がなくなる。


どうやら、これは本当にこの畑の持ち主のもののようだ。


迷う。ベジさん。呆れる。Takさん。笑う。


これは、いつものパティーン!時間を無駄にどんどん消費してしまうので、村長さんに助けを乞いに戻る。会う。お願いする。快く教えてくれる。いい人。



村長さんよりいただいた詳しいトポを頼りに、岩場へ向かう。
今度は間違いない。というか、100岩のアプローチでは、絶対にたどり着けない!(笑)


急傾斜に張られたfixを下る。ということは前情報で仕入れていたので、ハーネス装着済みのビレイデバイスを持って行く。


そして、Fix到着。


てか、ロープが太くなりすぎてて、ATCに入らないけど(笑)
僕はスマートしか持ってきていなかったので、当然入らない!



従って、イタリアンヒッチ。


降りてみたら、HMSビナがロープに含まれている泥汚れでめっちゃ汚くなった(笑)


それで、岩場。
既に岩場には他方面から11人もの人たち。


Bチョップさんも居た。話しかけた。んで、持参していたお菓子を献上した。
これで、印象は良いはずだw


往路は20分くらい?


だいぶ時間もくったので(僕がいい加減なせいで)、早速アップしよう!という話。
ハーネスもつけているので、シューズをもってすぐに行けるでしょう!

僕は5.9の白帯を皆にお勧めするが、却下(笑)

白帯は、せっかく来た道を戻ったところにあるルートで、戻るのがめんどい。とw

奥に行くのはいいが、戻るのは嫌だ。というみんなクライマーの性が出ています!


奥に ウナ シリーズの課題が数本あるので、では、それをやろう!と提案するが(10台)、これまたみんなやる気なし!(笑)


もう、他にないでしょっ!

と言って、僕はルートに旅立つ。
奥に行く・・・フィックスロープを伝って、奥へ・・・これでいいのか?


と思いながら、フィックスを次々に触ると・・・滴った水でべちょべちょ。滑る!足場が悪い!崖から落ちそう!


と戦々恐々として・・・撤退!(笑)


戻る道中、Takさんがようやくこちらに向かってくるが「こっち、無理です!ずいぶん登ってないみたいで、ガビガビしてる!(笑)」と伝えると、再び荷物場所へ(一向に荷物エリアから動けない 笑)


ベジさんが痺れを切らして、「もう。カエルでアップしますわ!」と言いだし、バラクの隣にあるカエルルート。ケロケロ11aへ。

ケロケロのTakさん


ベジさんから「オンサイト行きますか?」と聞かれたが、僕はさっきフィックスで擦って指を怪我してしまったので、登りだす前から意気消沈していた。


いや・・・と返すと、ベジさんがアップでケロケロをMOSトライする。


登る前に、すぐ横をBBチョップさんが「ケロケロ。名作課題ですね。いいですよ」と声をかけてくれたので、やる気になってきた(?)ベジさん。


最初のスラブを突破する部分は、ホールドも少なく、BBチョップさんも「ガンバッ!」と声を掛けつつ見守っていた。




危なげなく突破して、BBチョップさんは自分の課題の方へ歩いて行った。
そして、ベジさんはその後も問題なく、核心と思われる場所へ。

行ったり来たりを繰り返した末に・・・


逝った(フォールした)


マスタースタイルに疲労した模様で、核心部でガバを保持するも力尽きたらしい。
しかし、みているにはアップなしでトライするにはいいクライミングでした。


選手交代で、次は僕に回ってきた。核心部の下までヌンチャクはかけてあるので、僕は残りのパートを~・・・手の怪我でテンションが下がっているし、久しぶりでどうなることやら。


二人もそんなことを思っていただろう(笑)


とりあえずアップだし、2撃できればいいんじゃないかな?と僕も思いながら、トライ。
1ピン目にクリップした直後に・・「Takさん!落ちるかもしれないからっ!」と声をかける(笑)


落ちるかも!っていう恐怖心を感じる苦手なスラブ。なんとかホールドをつないで抜けた。

ふー。


その後は、順調にベジさんがフォールした核心部分に。
なるほど。手が限られている感じ~。足も微妙な位置に散らばっている。


うす被りで、パワーも使いながら・・・それでも1撃でフラッシュできた。

太陽が燦々と降り注いでいるが、ヌメリもなく、フリクションで登れた感じ。




上までかけたので、Takさんもアップでトライ!ビナは13本くらい?そこそこ長い。
Takさんも下から傍観していた時は笑っていたが、実際にスラブに取りつくと・・・”おちるかも!”という恐怖心にかられていた


3人してスラブに嫌気がさした(笑)


パワーを使いながらスラブ帯を乗越して、ベジさんと同様に核心部でテンション。
少しムーブを探るが、力を使いすぎてしまってヨレヨレ。休憩。


僕はケロケロを気持ちよく1撃したので、続いて いただきます 11a にトライ。


いただきます は奈良の人が登っていて、既にヌンチャクがかかっていた。


若干のかぶりから始まるので、見るからにボルダリーなセクションを越えていく課題に見える。
まぁ、2課題目だし、2か月ぶりだし(しつこい)。これはさすがに2便でRPできればいいかなーって気持ちで何も考えずにトライ。


ホールドもそれほど確認せず、白くなっているところ使えばいいか的な気分です。


花粉症対策マスクも装着したまま、とりあえずボルダーセクション。1ピン目はそこそこ高い位置にある。


ガバってことでしょ?って思いながら、トライするが・・・意外と手が悪い(笑)


しかし、掛かりがいいので、それほど力を使わずに白くなっているホールドを頼りにサクサク登る。
先月までのボルダーが功を奏したのか、自分でも驚くほどスムーズな動きだった。OSトライとは思えない。


ボルダーセクションを越えたところで、マスクをしていることに気付く。

まぁ、いいかと思ったが・・・このセクションを2回繰り返すのがいやだ!と思い直し、マスクを外して残りのセクションへ。


11a・・・もう一か所くらい悪いところがあるかな?


と思い、ルートを見直す。そこそこ長い。

しかも、ちょっと斜めに登って行く感じか。下部を除いて、登って行くが、快適なガバの連続。


やっぱり、もう一か所あるかな~。と思いながら、ガバをつないでクリップ。クリップ。クリップ・・・


・・・ガバを登りつづけるも、徐々にパンプしてきて、肘が上を向き始める(笑)
(写真はなし)


最後のセクションまできた。


これまで特に悪いところはなかった。ここかっ!?と思い、どガバでレストしながら、ルートを慎重に選ぶ。3つのルートが見当たるようだ・・・


最終的にはどれも似通ったルートかな?と思ったが、僕が選択したのは悪いルートだったように思う(笑) 最後のクリップホールドが遠い!アームロックして手を伸ばすが、ホールドに手が届かない。ノールックなのに


パンプしているので、肘が上がってきていて・・・フォールしようか迷ったが、一端、今のムーブはやめて少し下る。まだテンションはしていない。


ルートを見直して、腕がパンパンになってきているけれど、もう一度ムーブを慎重にこなしたら、クリップホールドに行きついた!プルプルする腕で最終クリップをしてオンサイト!


気分よく、ロワーダウンしてもらった~。

11台のオンサイト/フラッシュはこれで・・・5本になりました。
(オーバープレイ、CB、少年ジェット) 勝山町民も~・・・と思ったら、スタートで滑ってた(苦笑)


ちょうどいいし、昼休憩。陽射しもきつくなってきて、肌がじりじり焼ける感じがする。
周囲の人達も皆、昼寝タイム。


しばらくして、ベジさんがケロケロを終わってしまうわ~ってことでトライをしようと思ったが、バラクの1ピン目で15分以上上にあがれていない人が(汗)


やめないのかな~・・・と思ったが、ずっと1ピン目をうろうろしていて、スタートがかぶるケロはできない。


仕方がなく(?) いただきます をトライ。
細かいホールドに苦手なベジさんはボルダーセクションでもじもじ。(指が痛い様子)


結局2ピン目でテンションしてしまった。指に悪いらしい。
(そういえば、他の人達もボルダーセクションで少し苦労している様子だった)


テンションながらも上まで~ということで上がって行ったが、快適なガバのあたりで向きが悪いホールドをつないだ様子で、フォール(笑)

右足が常にウロウロしていて、うまく踏めていない感じだったかな?
降りてきて、なんとなくそのことを話していた。足置きがノールックだったし(笑)



しばらく休憩して、再び ケロケロ を。もう、とりあえず1本登ってしまうということで。
時間も15時前くらいだ。(3人とも休み過ぎたかな 汗)

RPして降りてくる予定だったが、再び核心でハマった(笑)
フォール!





とりあえず、上までつなげて、ロワーダウン~

続いて、Takさんが。久しぶりのリードながら登りきるか!?という意気込み。


スラブ帯の処理は1回目よりも問題なく乗越した。

しかし、核心部分でうまく足置きが処理できず、バランスが悪くなり、あえなくテンション。

とりあえず核心のセクションをワークして、トップアウト。回収~


時間も15時半を過ぎたので、僕は最後に バイアグラ 11c を登ることに。

2本の11aでアップしたので(アップから間が空きすぎ 笑)、気分をよくして11cもオンサイトするぞー。っていう気持ちで移動。


帰りの場所なので、荷物をすべて移動して、トライすることに


出だしが被っているので、またもやボルダリーなスタートになることは間違いないだろう。と予想。
ホールドがよくわからない。

しかし、ボルトに沿って登って行けばなんとかなるだろう?という気持ちで、トライ。
11cでアップ後なので本気(?)トライ。一便入魂だ!


2ピン目を問題なくクリップ。

若干寝たセクションになる。明確なホールドが見当たらないので、フリクションで耐えてスローパーで体を上げていく。


次第にガバカチが多数見つかるので、それでレストしながら、クリップして高度を上げる。
(この時点でけっこう力使った 汗)

けっこう悪かったので、僕的にはハング帯を乗越た時点で核心は終わっただろうと思い、後はガバをつなぐだけだわ!って気持ち。


そして、スラブを終えると再びうすくハングしたセクションに。


ドガバでだいぶ休む(手はかなりパンプしていて、うまく休めないほどになっているが・・・)。


3分くらい休んだところで、次のボルトへ向けて進む。
が、ドガバのあと2手目くらいから、ホールドがさらに細かくなる!2本指~3本指のカチばかり!?


次々、手を送るが、カチばかりでパンプした腕にはきつすぎる!(笑)
あえなく、フォールしてしまった・・・。


じっくり休んで、再びトライするが、掴むホールドが細かすぎて、指先が痛い!
真っ白になっているガバらしきホールドに飛びついてみるが、それはスローパーで、まるっきり保持できず、ぐるんっと回って落ちた。フィギュアスケートみたいだった(笑)



指先も痛いし、すっかり気分が落ちてしまった僕は、上から下を見ていると、クライマーたちは次々と帰っていくではないかっ!これはいかんっ!


人が帰るほどに気持ちが焦る!早く早く。


しかし、その気持ちとは裏腹に、指先の痛さはどんどんひどくなるし、ホールド細かすぎて保持できない(笑)A0をしたいが、次のボルトまでも遠くて、下からは届かない(笑)


仕方がないので、上からベジさんに「適当な枝がないかな!?」と要求。
テーピングと一緒に僕の元まで上げてもらった。そう、即席チョンボ棒を作ることしか僕の頭の中にはなかったのである(笑)


とりあえず、核心と思われるセクションをチョンボ棒でプリクリップ!
去年の水の泡でプリクリップを練習したから、もうお手のモノなのだ!(笑)


そこのセクションを越えれば、あとはガバをつないでじっくり上がるクライミングだった。
早漏な僕は核心は下部にあると、読み違えていたのであるw


何とかトップアウトしたが、その頃にはもう他のクライマーはいなかった。
着いた当初は3人で「帰りも長いから、早々に帰路に尽きましょう」と話していたのに、一番最後とは・・・全く持って僕のせいである!(笑)


この課題は、バイアグラを飲んでおかねば早漏の僕には中折れしてしまう課題だったと終了点で気が付く。


しかし、形状変化が豊富でとても面白い課題だった。
おそらく3便以内には終わると思うけれど、良質な課題で特に面白い11台の一つだと思ったのです。


帰りはごぼうでフィックスをあがって、30分くらい。ゼェゼェ・ハァハァで。


駐車場には誰もいなかった(笑)

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