定点観測? |
久しぶりに2週続けて外岩。
昨日から10年来の付き合いのパラグアイ人。46ちゃんが松江に来ていたので、外岩に引っ張りだしてきた。
松江観光する!とか言って松江に来たのに、満喫で一日中寝ていて、何一つ観光はしていない。というわけのわからない人だ
46ちゃんは、太郎、次郎、さゆり、三郎、46、五郎、六助 という7人兄弟。この話とパラグアイ国籍の日本人っていうだけで誰でも掴みはオッケー(笑)
この日は曇り予報。気温も最高10度と言うことで、寒いかなぁ・・・と言う気持ちがあり、OK道場に行こうかベジータさんと道中相談しながら向かう。
46ちゃんは、朝から「最高の体調だぜー!」とか言ってテンション高くて、うるさい(笑)
とうことで、この日のメンバーはベジータさんと46ちゃんの3人。
46ちゃんは都内でボルダリングをやっているということで、TRで遊んでもらう予定。
目的地は、1壁/2壁もしくはOK道場だけ。どちらにするかは、OK道場の駐車場を見てから決めよう。ということに。
10時に駐車場。
車は~・・・6台!これは~・・・満員かなぁ?とベジータさんと顔を見合わせる。
ということで、1壁に行こうということに。チーム武田の車があったので、彼らと一緒に遊びたかったが・・・。
1壁はとても雨に弱い湿気エリアなので、シーズンが短いし、登れるかどうか今の時期では分からないのが正直なところ。でも、1週間晴れと曇りだったので、大丈夫だろうという気持ちは強かった。
2年くらい前(?)にリボルトの手伝いで行ったきりの1壁。
いつも通り、僕の怪しい道案内で、なんとか到着。ベジータさんも怪訝そうだった(笑)
長らく歩いたので、身体は温まってる。途中、前面壁の様子も遠目に観察して、ベジさんに教える。
若干の不安があった、1壁は絶好のコンディションだった!
2年前の11bの課題を敗退した苦い思い出が蘇る!
46ちゃんが登るように、とりあえず5.8の課題でアップ&TRがけ。
ベジさんにはこちらでMOSトライしてもらってアップを。
しかし、5.8とは思えないホールドの悪さ(砂埃もすごい)に悪戦苦闘(笑)
それでも、キチンとMOSをこなし、久しぶりにTRをセットしてもらう。ありがたや~
TRのセットを確認するために、2番手で僕も登り、アップ。
そして、46ちゃんを登らせる。
「おーし!おし!登っちゃうよ~ん」と言ってるので、とりつかせる
岩場に着いた時には、46ちゃんは友達にLINEで「今日はアウトドアで外岩のぼるめん」とか言って、友達から「リア充」とか「うらやましい」とか言われていたらしいけど・・・
この”口だけ”な有様はひどいものだった(笑)2ピン目にたどり着かず。
4回くらいフォールして、46ちゃんは終了。
続いて、僕はムササビグライド11aをMOSトライすることに。
やっぱり、苦手意識があるので、気合を入れてベジータさんに「いってきます!」と伝える。
気持ちのいいポッケを探りながら、中のぬちゃぬちゃを避けつつ高度を上げる。
順調に高度をあげていたが、下部核心と思われるホールドの少ないセクションで、ホールドをミスる。
いいホールドだけれど、悪い向きで持ってしまい・・・持ち変えればよかったものの・・・無理やりに行った末にあえなくフォール。
オンサイトを逃してしまった。
とりあえず、上まで上がってみるが、手が冷たいのとポッケで指先を圧迫していたので、冷えて感覚がない(笑)寒い~。と思いながら上まで上がる・・・
棚にあがると、ベチャベチャの砂が大量に載っていた(笑)もし、下部を順調に抜けていても、ここで落ちていたかもしれんw
上部にはライン上にハングしたセクションがあるので、そこを登るかと思うと~・・・ちょっとヨレすぎているかなぁと感じつつ、とりあえずヌンチャク掛けにあがる。
あまり登られていない壁なだけあって、チョーク跡も乏しく、ホールドを探しながら登るのは本当に楽しい。オンサイトの醍醐味だと思う。
上部のハング帯セクションで、数回フォールを繰り返しながら~・・・ホールドを探すがよくわからない。
ドガバは見えているので、そこまでつなぐホールドを適当に保持して、ムーブを確認しながら、なんとか突破した。
でも、そのあとも気が抜けない向きの悪いガバ地帯で、最後まで面白い
何とかトップアウトして、ロワーダウンは隣の11cにヌンチャクをかけて降りる。
(これが、後々厄介なことになるのだった・・・)
降りたら、ベジータさんにチェンジ。
前回のOK道場でのグダグダクライミングがあったので、今日も少し気後れしている様子だった。
(この日、偶然にも、ベジさんは上から下(シューズ)まで青。僕は上から下まで黒だった。どうでもいいけど 笑)
レストしながら、慎重に登るベジさんとビレイメガネが気になる46ちゃん。
僕の動きを見ていたベジさんだが、トライが長すぎて、下部の僕の動きをよく覚えていない(笑)
そして、チョーク跡も乏しいので、ホールドに迷いまくって、僕と同じところでフォール!
その後は棚の上の砂で僕と同様に驚愕する(笑)
上部のハング帯は、アンダーにコウモリが居たのだが、僕はかなり威嚇されたところを、ベジさんはそのコウモリのねぐらアンダーに指を突っ込んだらしい(笑)
ハング帯は僕は直登したのだが、ベジさんは試行錯誤の末に若干の右回りでトップアウトした。
降りてきて昼休憩。
46ちゃんは「寒い。寒い」と連呼してて、陽のあたる川べりで昼寝していた。
長袖+フリース+パーカー+マフラー+ダウンという厚着にもかかわらず・・・。そこらへんはパラグアイ生まれなのだろうか?
午後からは、チキンの46ちゃんを吊り上げるために、再び5.8の課題をトップロープで。
一向に登らないので、仕方なく、僕が引っ張り上げた。途中何度も手を放していたが、フォールには至らない(笑)
ドガバ帯に入ったので、ロープを緩めて自力で登らせる。
「怖い!降ろして!もう無理!」を大声で連呼していたが、僕とベジさんの叱咤激励を繰り返し、どうにか這いつくばりながら終了点に到達。
降ろしてあげた。
「少し男になったね!」と声をかけてあげたら、鼻水垂らして泣いていた。大爆笑
ひとしきり笑えたので、僕はムササビに2便目。
OSトライでトップアウトした時には、これは3便くらいかかるかなぁと思っていたので、気合の2便目だ。
下部のセクションは全く覚えていない(笑)
なんとか、悪い部分だけ思い出しながら、下部の悪いセクションを越えた!
既に、指の感覚はなく、引っかかるホールドだから耐えられている程度(笑)
とりあえず、棚にあがって、体勢を整えてこれでもかというくらい休んだ。5分以上は休んだと思うw
ほぼ完全に回復したので、上部のセクションに向かった。
ハング帯のホールドは1手ほど覚えていたので、それを頼りに向かう。
力を使ったけれど、完全レストのおかげで問題なく、上部核心を越えれた。十分にレストしたので当然だったかもしれん(笑)
ホールドもうろ覚えだったので、核心部を越えても気を休めることなく、最後まで。
安定して2撃のRPなり。
久しぶりに奮起したクライミングで、メリハリもあったし、気持ちのいいクライミングだった。
これまで登った11aの中では一番と言っていいほど面白い課題だった。ただ、体感は11b/cくらいありそうな気がしたけど(笑)棚で完全回復できるから11aなんかなぁ?
僕が降りてきて、ベジさんに交替。
ベジさんも僕が終了して気合が入っていた。集中している。
静かなクライミングで順調に高度を上げて行った。
足も落ち着いて置いている様子がみうけられたし。
しかし、下部の核心部と思われるセクションで・・・
急にもじもじし始めた(笑)
足を右に~・・・ 左に~・・・
パタパタとし始めたあたりで・・・潰えてテンション(笑)
RPを逃してしまったが、とりあえず上の核心までホールドを確認して降りる。
僕らが終わったので、ずっと寝ていた46ちゃんを起こして、8をもう一度やらせるために勧める。
鼻水を垂らしたままでいいのか!という感じで勧めたがかたくなに断る46ちゃんは、最終的にベジータさんの腕をマッサージし始めたw
ベジさんのマッサージをしながら、僕にもマッサージを勧めるw 完全にヘタレているのである。
ベジさんは30分程度マッサージを受けて、時間を確認したら・・・16時前!
19時に備後落合で46ちゃんを降ろさないといけないので、もう回収便の時間!?
仕方がないので、さっき登ったばかりだが、ベジさんに本日の最終便へ。
(というか、11cにヌンチャク掛けたままだけど!2本の回収をしなくては・・・)
最終便のベジさんは、お迎えが来ている様子で、グダグダ(笑)
トップアウトするのに時間がないというプレッシャーもあって、僕に交替。
リラックスして同じルートを再び~。ということだが、3テン。
やっぱり、けっこう難しいルートかな?と思った。
回収しながら降りたものの、2本のルートを回収しながら降りるのはとっても大変でした。
いろいろと学習した。
急いで片づけをして、急登の帰路を駐車場に向けて歩く。
ハァハァ、ゼェゼェだったが、17分で車に到着。
急いで備後落合に向けて出発した。
永野村の駐車場で武田チームと遭遇して、パラグアイ人を乗せているっていう話しで少し談笑(時間がないんじゃないんかいっていう話しですがw)
OK道場は貸切だったらしい・・・。行けばよかったよ。ってちょっと残念な気持ちになって、落合駅へ。
閑散とした備後落合に46ちゃんを残置して(寒かった)、30分ほど待ってもらう流れでこの日は家に帰ることに。それでもなかなか楽しい一日だった。
コメント
コメントを投稿