気になったギア:マッドロック ライフガード Madrock Lifeguard


制動力の高い、オートロックと呼ばれるブレーキアシストデバイスが各社発売される2017年。

マッドロックからすごいのがキタ

超肉抜きされたビレイデバイス。ライフガード!(笑)


基本的な構造はグリグリなどと同じ。
このデバイスのすごいところは、見たまんま。肉抜き感。

このデバイスのすごいところ


肉抜きされているメリット:
○軽量
○小さい
○かさばらない(邪魔にならない)

何と言っても、軽さですよね。
シングルピッチルートでは、それほど重さは気になりませんが、マルチピッチになれば話は別。デバイスの重さはピッチ数が多くなるほどに負担になります。

また、小さなデバイスはトラッドルートでは特に重要です。ギアを多く持ち運ばないといけないので、ギアの重量負担+かさばる。っていうマイナスがあります。その中でギアが小さく軽いのは持ち運びの負担を大幅に軽減してくれます。

あとは、アプローチが長いエリアに行く際にも、ギアの重さは重要。肩と腰にくるから。


ライフガードのスペック


価格:89ドル
重さ:5.4oz≒153g

対応ロープ経:8.9-11mm


今年発売された、マルチピッチにオススメの トランゴ ヴァーゴ とスペックを比較してみましょう。

ヴァーゴ

価格:90ドル
重さ:6.9oz≒196g

対応ロープ経:8.9-10.7mm


なんと、重さが 43g も違う!
恐るべしマッドロック。


制動大丈夫?


レビューサイトによると・・・

クライマーがフォールした際には、すぐさま制動がかかり落下を止める信頼できる制動がある。とのこと。しかし、太いロープを用いると容易にロックしてしまうので注意。

もう一つ気になったもの


動画の中で目を引いたビレイ用のカラビナ。
片方のゲートが開くと、両方開く代物。

どうしてセパレートしているのかというと、動画の中でも説明しているが、ビナの回転を防ぐため。

スクリューによってゲートロックすれば、決して開くことはない。
いやはや。すごい形。斬新で目を引きます。

しかし、ビナの回転を防止するための工夫は各社製品があるので、片方のゲートが開くと両方が開くっていう機能が必要かどうかは・・・

ただ、人が持っていないものは欲しくなってしまうよね。
間違えないからいいかも?

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